交渉は決裂した。状況を制するのは武力のみ——
“特殊部隊(レインボー)”よ、沈黙を破り突入・包囲せよ!
“レインボー”——それは、GSG 9(ドイツ)、Spetsnaz(ロシア)、GIGN(フランス)、SAS(イギリス)、FBI SWAT(アメリカ)、これら世界の名だたる特殊部隊から選抜された精鋭からなる、対テロ専門のチームである。
そんな精鋭ぞろいの多国籍特殊部隊“レインボー”の対テロ作戦を描く、トム・クランシー原作の『レインボーシックス』シリーズ。前作『レインボーシックス ベガス 2』から7年を経て新生した本作『レインボーシックス シージ』は、そのタイトルどおり“シージ(包囲作戦)”をテーマとし、建物内での近距離戦闘に特化した内容となっている。
ミッションは、いずれも“攻撃側と防衛側の戦い”という形で構成されている。どこから攻めるのか、どこを守るのか……本作では、戦術の優劣が勝敗に大きく影響する。また、どのような状況でも5vs.5と人数が限られているうえ、倒された後のリスポーン(復活)が存在しないので、ワンマッチが極めてスピーディに進行する。